Netflix関連の気になるニュースを紹介
以上のように様々な恩恵と可能性をもたらしうるNetflixですが、一方でこのようなニュースも報じられています。
Netflixがカンヌ映画祭から撤退
三大映画祭の1つであるカンヌ国際映画祭は「映画館で上映されない作品はコンペティション部門に出品できない」というルールを新たに設け、それを受けてNetflixは同映画祭には全面的に参加しないこと決めたとのことです。
Netflixがカンヌ国際映画祭から撤退、新ルールに「参加する意味がない」|CinemaCafe.net
記事によると、フランスの法律では「劇場公開された映画は、公開から3年経過しないとストリーミング配信してはいけない」という決まりになっています。つまり、Netflixがカンヌの新ルールに則って出品のために劇場公開した場合は、自身のコンテンツにもかかわらず3年はNetflixで配信できなくなってしまうことになるのです。オリジナルコンテンツの独占・先行配信を強みとするNetflixに取っては看過できない問題となり、結果カンヌからの撤退を決定したとのことです。
先述したように、Netflixがもたらす新たなビジネスモデルは、高品質かつ革新的な作品を生み出す可能性を大いに秘めており、業界のあり方そのものを変えうる力を有しています。資金面でもオリジナルドラマ1話の制作費が映画並になっているという話もあるほどです。
動画配信サービス、ドラマ1本の制作費は映画並み|日経トレンディネット
Netflixが潤沢な制作費を用意できるのは、1億人を超えるユーザーの支持があるからです。テレビ・映画から動画配信サイトへの流れは、今後ますます大きくなるでしょう。伝統と格式を持つ映画祭もいずれは排除することが難しくなっていくと考えられます。