はじめてLINEを使う方向けに、インストールから初期設定、安心して使うための注意点までを順番に解説します。スマートフォン(iPhone/Android)を中心に、初回登録で迷いやすいポイントや、通知・友だち・プライバシーの基本設定までを一つずつ確認していきます。この記事だけでスタートに必要な準備を完了できます。
インストールから初期設定までの全手順
この章では、公式ストアからアプリを入手し、SMS認証と年齢確認を済ませ、通知や連絡先まわりの初期設定を整えるところまでの全体像を俯瞰します。先に流れを把握しておくと、途中で迷いにくく手戻りも減らせます。
- 公式ストアで「LINE」を検索し、正規のアプリを入手する
- 初回起動で電話番号を登録し、SMSで届いた認証番号を入力する
- 携帯会社の画面で年齢確認を実施し、検索機能の利用可否を整える
- プロフィール、連絡先の自動追加、通知、プライバシー設定を見直す
- 不審メッセージ対策とトークのバックアップ準備まで整えておく
公式ストアからLINEを安全に入手する方法:iPhoneとAndroid
App StoreまたはGoogle Playの正規アプリを使えば、安全に最新版を導入できます。提供元名が正しいかを必ず確認し、非公式配布は利用しないのが基本です。
iPhoneの手順
- ホーム画面からApp Storeを開く
- 検索タブで「LINE」と入力し、提供元が「LINEヤフー」であることを確認する
- 「入手」→「インストール」をタップし、ダウンロード後に起動する
- 見つけにくい場合は、検索結果のアイコン・レビュー数・提供元で正規アプリかを見極める
- モバイルデータ通信の節約のため、可能ならWi-Fi環境でダウンロードする
Androidの手順
- アプリ一覧からGoogle Playを開く
- 検索で「LINE」と入力し、提供元が「LINEヤフー」であることを確認する
- 「インストール」をタップし、完了後にホーム画面またはアプリ一覧から起動する
- 類似アプリに注意。アイコンと提供元名を必ず確認する
- 端末のストレージ空き容量が少ない場合、不要アプリを整理してから実施する
非公式サイトや不明な配布元からのダウンロードは避けましょう。改ざんアプリや古いバージョンによるトラブルを防げます。
SMS認証と年齢確認の手順:新規登録の流れ
初回起動では電話番号による本人確認を行い、続けて年齢確認を済ませておくと検索機能の利用条件が整います。画面の案内に沿えば難しくありません。
電話番号の登録とSMS認証
- LINEを起動し「はじめる」→「新規登録」を選ぶ
- 国番号(日本は+81)と電話番号を入力して送信する
- SMSで届いた認証番号をアプリに入力する
- 追加の案内(パスコード作成や生体認証の有効化)が出たら順に設定する
- SMSが届かないときは電波状況、受信設定、迷惑メッセージ振り分けを確認し、必要に応じて再送する
- 固定電話やSMS非対応回線では認証できない場合があります。一般的にはSMS対応の携帯番号を用意してください
ID検索を使えるようにする年齢確認の手順
- アプリの案内に従い、契約中の携帯電話会社の年齢確認ページへ進む
- 携帯会社のアカウント情報でログインし、年齢情報の照会に同意する
- 完了後、LINE側に戻って反映を確認する
- 年齢確認はID検索などの機能に影響します。使う予定がある人は早めに済ませましょう
- 未成年や確認不可の契約形態では、検索機能が使えない場合があります
プロフィールの基本設定
- 「ホーム」→左上のプロフィールをタップ
- 名前(表示名)、画像、ステータスメッセージを設定する
- 公開範囲やタイムラインの表示可否は後述のプライバシー設定で調整する
通知・友だち自動追加・プライバシーの推奨初期設定
最初に通知量と公開範囲を整えておくと、使いはじめが格段に快適になります。ここでは静かで安全をベースに、必要に応じて広げていく方針を採ります。
友だち設定:連絡先の自動追加と相手の候補表示
「ホーム」→右上の歯車の設定→「友だち」から次を確認します。
- 連絡先を自動追加:端末の電話帳から自動で友だちに追加します。初期はオフにして、必要になったらオンにするのが安全です。
- 友だちへの追加を許可:あなたの番号を登録している相手の候補に表示されます。公開したくない場合はオフにします。
通知の量と表示内容を調整する方法
「設定」→「通知」で、通知を受けるかどうか、サウンド、バッジ、プレビュー表示などを調整します。グループが増えると通知が多くなるため、初期段階で控えめにしておくと負担を抑えられます。
- 重要な相手のみ通知をオン、それ以外はトークごとに通知オフを活用
- 画面上に内容を表示したくないときはプレビューをオフにする
プライバシー管理:ID公開と受信制御とロック
「設定」→「プライバシー管理」から次を確認します。
- IDで友だち追加を許可:必要な時だけオンにし、普段はオフにして露出を下げる
- メッセージ受信拒否:友だち以外からのメッセージを制限し、迷惑連絡を減らす
- パスコードロック:起動時のパスコードや生体認証によるロックを有効化する
アカウント保護:パスコードや生体認証とログイン管理
- 端末のロック(Face IDや指紋やパスコード)を確実に設定する
- PCやタブレットで併用する場合、使い終わったデバイスのログアウトを徹底する
- 「設定」→「アカウント」→「デバイス」でログイン中デバイスを定期的に確認する
SMSが届かない・連絡先が出ない時の対処法
初期でつまずきやすい二つの事象を、原因ごとに素早く切り分けます。順に確認すれば解消しやすくなります。
SMS認証コードが届かない
- 機内モードや電波状況を確認し、数分待ってから再送信する
- 電話番号の国番号と桁数を再確認する(+81の後に最初の0を除いた番号)
- 迷惑メッセージ振り分けやSMS拒否設定を確認する
- 端末を再起動し、再度リクエストする
連絡先が候補に出ない・自動追加されない
- 端末の設定→LINE→連絡先のアクセス許可がオンか確認する
- LINEの設定→友だちで連絡先を自動追加をオンに切り替える(必要な場合のみ)
- 連絡先側の番号や名前表記に誤りがないか見直す
- 追加できない時はQRや招待リンクなど別手段に切り替える
不審メッセージ対策とバックアップの基本
安全に使い続けるには、怪しい連絡への対処ルールと、万一のためのバックアップ体制を早めに整えることが大切です。
不審メッセージやURLへの対応
- 心当たりのないURLや添付は開かない。個人情報や認証コードを求める連絡には応じない
- 知らない相手からの追加は承認せず、プロフィールや投稿の公開範囲も絞る
- 被害が疑われる場合は、パスコードの再設定とログイン中デバイスの見直しを行う
トークのバックアップ:機種変更や故障に備える
- iPhone:ホーム → 設定 → トーク → トークのバックアップ → 今すぐバックアップ(iCloud)
- Android:ホーム → 設定 → トーク → トークのバックアップ → Googleドライブにバックアップ
- 定期的な自動バックアップを設定し、Wi-Fi時に実行されるようにしておく
バックアップ後は、復元に必要なアカウント情報(電話番号・メール・パスワード)を忘れないよう管理します。
Q&A
Q. 電話番号なしで始められますか?
A. 一般的にはSMS認証が必要です。初心者の方はSMS対応の携帯番号で登録する方法が最もスムーズです。
Q. 連絡先が勝手に友だちに追加されるのが不安です。
A. 初期設定で連絡先を自動追加をオフにし、必要時だけオンに切り替える運用がおすすめです。
Q. 通知が多すぎて困ります。
A. トークごとのベルアイコンで通知オフにできます。プレビューをオフにすると、内容の見え方も抑えられます。
Q. ID検索が使えません。
A. 年齢確認が未完了か、プライバシー設定でIDで友だち追加を許可がオフになっている可能性があります。条件を満たしてから再度お試しください。
Q. PCでも使いたいのですが何か注意はありますか?
A. 共有PCでは通知内容の表示をオフにし、使い終わったら必ずログアウトしてください。スマホ側のログイン中デバイスも定期的に確認しましょう。
出典:LINEヘルプセンター
