LINEのブロック・非表示・削除の違いをやさしく解説
LINEを使っていると、「ブロック」「非表示」「削除」という似たような言葉を目にすることがあります。どれも「相手とのやりとりを見えなくする」操作ですが、実際にはできること・できないことが違います。誤解したまま操作すると、相手に通知が届いたり、連絡が取れなくなったりする場合もあります。この記事では、スマホ初心者の方にもわかるように、3つの違いを丁寧に解説します。
ブロック・非表示・削除の違いを一目で確認
| 項目 | ブロック | 非表示 | 削除 |
|---|---|---|---|
| トーク履歴 | 残る(手動で削除可) | 残る | 消える(復元不可) |
| 相手からのメッセージ | 届かない | 届く | 届く(再追加すれば表示) |
| 通知 | 来ない | 来る | 来ない(友だち一覧から削除) |
| 相手への通知 | なし(ブロックは相手に通知されない) | なし | なし |
| 再度連絡するには | ブロック解除が必要 | トーク一覧から再開可能 | 再度友だち追加が必要 |
このように、「非表示」は一時的に見えなくするだけ、「削除」は完全に消す、「ブロック」は連絡を遮断する操作です。
ブロックとは?相手からの連絡を完全に止める
「ブロック」は、相手からのメッセージや通話通知を一切受け取らない設定です。相手には通知されませんが、こちら側からのトークも届かなくなります。
ブロックの手順
- LINE → ホーム → 友だち一覧を開く
- ブロックしたい相手を長押し
- 「ブロック」をタップ
ブロック後は、相手がメッセージを送っても「既読がつかない」状態になります。スタンプやプレゼントも送れません。ブロック解除をすれば、再び通常通りトークができます。
ブロックを解除する方法
- LINE → ホーム → 設定 → 友だち → ブロックリスト
- 解除したい相手の「編集」→「ブロック解除」をタップ
ブロックは相手に通知されませんが、「既読がつかない」「スタンプが送れない」などで間接的に気づかれることがあります。
非表示とは?一覧から隠すだけで関係はそのまま
「非表示」は、トーク一覧や友だちリストから一時的に相手を見えなくする機能です。ブロックと違い、相手からのメッセージや通話は届きます。
非表示の手順
- LINE → ホーム → 友だち一覧を開く
- 非表示にしたい相手を長押し
- 「非表示」を選択
非表示にしてもトーク履歴は残りますし、再度メッセージが届けば自動的に一覧に復活します。「普段あまり使わない相手を整理したい」という時に便利です。
非表示リストから戻す方法
- 設定 → 友だち → 非表示リスト → 相手を選んで「再表示」
ブロックと違い、いつでも気軽に解除できます。
削除とは?トークや友だち情報を完全に消す
「削除」は、トーク履歴と友だち情報を完全に削除します。連絡を取りたくなった場合は、再度ID検索やQRコードなどで追加しなおす必要があります。
削除の手順
- LINE → ホーム → 友だち → 削除したい相手を長押し
- 「削除」をタップ
削除後は、トーク履歴も完全に消えます。相手からメッセージを受け取ることはできますが、新しいトークとして表示されます。誤って削除してしまった場合、復元はできません。
ブロック・非表示・削除の使い分け方
- トークを整理したいだけ:「非表示」がおすすめ
- 連絡を完全に止めたい:「ブロック」を使う
- 今後一切関わらない場合:「削除」でデータごと消す
また、ブロック中でも「タイムライン(VOOM)」の投稿は公開範囲によっては相手に見える場合があります。完全に見られたくない場合は、投稿の公開設定も「自分のみ」にしておきましょう。
ブロックと非表示を同時に使うこともできる?
はい、可能です。ブロックしたあとに非表示を設定すれば、友だち一覧にも表示されず、通知も来ません。相手の名前を完全に消したい場合は、「ブロック → 非表示 → ブロックリストから削除」という順に操作します。
まとめ:目的に合わせて使い分けよう
ブロック・非表示・削除は似ているようでまったく別の機能です。「一時的に見えなくしたい」「もう関わりたくない」など、目的に合わせて選ぶことで、トラブルを防ぎながら快適にLINEを使えます。特にスマホ初心者の方は、削除は復元できない点に注意して操作しましょう。
