LINEのトークをバックアップする手順(Android/iPhone)
スマホを買い替えたり、LINEアプリを再インストールしたりする際に、「トーク履歴が消えてしまった」というトラブルはよくあります。LINEにはトークを自動または手動でバックアップできる機能があり、設定しておけばいつでも安全に復元可能です。この記事では、スマホ初心者でも迷わず設定できるよう、Android・iPhoneそれぞれの手順をわかりやすく説明します。
なぜバックアップが必要なのか
LINEのトーク履歴は、スマホ本体に保存されています。そのため、機種変更やアプリ削除の際にはデータが消えるリスクがあります。バックアップを取っておけば、LINEアカウントを引き継いだ後でも、以前のトーク内容をそのまま復元できるようになります。
特に写真やファイルを多く送受信している場合、過去の情報を失うと困ることも多いため、定期的なバックアップをおすすめします。
バックアップ前の準備
- Wi-Fi接続をオン(通信量が多くなるため)
- スマホの空き容量を確認
- LINEを最新版にアップデート
- トーク履歴を保存するGoogleアカウントまたはiCloudアカウントを確認
準備ができたら、実際の設定手順に進みましょう。
【iPhone】iCloudにバックアップする手順
① iCloud Driveをオンにする
- 設定 → ユーザー名(Apple ID) → iCloud → iCloud Drive をオン
- 下にあるアプリ一覧から「LINE」をオンにする
② LINEでバックアップを実行
- LINEアプリを開く
- ホーム → 設定(歯車マーク) → トーク → トークのバックアップ
- 「今すぐバックアップ」をタップ
バックアップが完了すると、日付と時刻が表示されます。これでiCloud上に保存されました。
③ 自動バックアップを設定(おすすめ)
- 「自動バックアップ」をオンにする
- 頻度を「毎日」「毎週」「毎月」から選択
iCloudの空き容量が不足しているとバックアップできないため、不要なデータを削除して容量を確保しておきましょう。
【Android】Googleドライブにバックアップする手順
① Googleアカウントを確認
- 設定 → Google → アカウント名を確認
- LINEのバックアップに使うアカウントが正しいかをチェック
② LINEでバックアップを実行
- LINEを開く
- ホーム → 設定 → トーク → トーク履歴のバックアップ・復元
- 「Googleドライブにバックアップする」をタップ
バックアップが完了すると、「最後にバックアップした日付」が表示されます。初回は時間がかかる場合もあります。
③ 自動バックアップを設定
- 同じ画面で「自動バックアップ」をオンにする
- バックアップ頻度を「毎日」などに設定
Googleドライブの容量が不足している場合は、バックアップが途中で止まることがあります。不要なデータを削除するか、ドライブ容量を増やしましょう。
トークの復元手順(機種変更・再インストール時)
バックアップを取っただけではトーク履歴は戻りません。新しい端末や再インストール後に「復元」操作を行う必要があります。
iPhoneの場合
- 新しい端末でLINEをインストール
- ログイン → アカウント認証 → 「トーク履歴を復元」画面で「復元する」をタップ
Androidの場合
- 新しい端末でLINEをインストール
- ログイン → Googleアカウントの選択
- 「トーク履歴を復元」をタップ
この操作をスキップしてしまうと後から復元できないため、必ず初回起動時に行いましょう。
バックアップできない/復元できないときのチェックポイント
- Wi-Fi接続が不安定になっていないか
- ストレージ(iCloud/Googleドライブ)の空き容量が十分か
- LINEアプリ・OSが最新バージョンか
- Apple ID/Googleアカウントが正しいか
- デバイスの時刻設定がずれていないか
バックアップ中にエラーが出た場合は、一度LINEを再起動し、数分待ってから再試行すると改善することが多いです。
トーク以外に引き継がれるデータ
バックアップで保存されるのはトーク内容と送受信履歴のみです。以下のデータは別途設定が必要です。
- プロフィール画像・名前 → アカウント情報で引き継がれます
- スタンプ・着せかえ → LINEストア購入履歴から再ダウンロード可能
- アルバム・ノート → クラウド上に残るため自動で引き継がれます
バックアップを習慣化しよう
スマホを変えるタイミングだけでなく、定期的なバックアップを習慣化することが大切です。特に写真・PDF・請求書データなど大事なファイルをLINEでやり取りしている場合、週1回の自動バックアップ設定がおすすめです。
いざという時に慌てないよう、今日から設定しておきましょう。
